フローとダイ(ネタバレ)

 

 

こんにちはお久しぶりです。

 

本日は、関西ジャニーズJr.

藤原丈一郎大橋和也の晴れ舞台

 

リューン〜風の魔法と滅びの剣〜

 

 

観劇してまいりました。

 

 

 

すっっっごく良かった!すっっっごくかっこよかった!

 

正直こんなに歌上手かったかなって思っちゃいました。

丈くんはいつもと違って全体的に低い音程でした。いつもと雰囲気の違う丈くん、すごくかっこよかった!

かずくんは伸びのある声で声量がすごい…かずくんのチャームポイントでもあるハスキーボイスがダイの性格にも歌詞にもすごく似合う。

本当は2人が演じるキャラクターを知ったとき、私の中でフローとダイの性格が丈くんとかずくんの性格とマッチしなくて、逆じゃない?と思ってしまったくらいでした。

 

でも歌を聴いたら納得しました。

丈くんの綺麗な声は、綺麗なフローの心を映し出しているような感じがしたし、かずくんのハスキーボイスは、獣に心身共に蝕まれて狂っていくダイの歌う歌にすごく合ってました。

 

 

 

リューン・フローは一角狼座の芸人で、真面目で素直な男の子って感じ。家族を失った過去の戦のことを思い出すたびに耳を塞いでしまうほど戦に対してトラウマを抱くフローは、仲間思いで優しい反面、

「俺が道を踏み外した時はお前が俺を助けてくれるだろ」というダイの言葉に「この身を呈してでも」と応える

滅びの剣を手にして消えてしまったダイを助ける為「僕がダイを殺します」と自ら旅に出る

ダナトリアに試し斬りをさせろと言われ「これは自分のためなんだ」と臆することなく自らの左腕を差し出す

など、真っ直ぐで勇敢な面も持ち合わせる。

そして後半カギを握ることになるのがフローの歌声。そのせいで耳や舌を斬られてしまうのですが、その場面でのフローの「痛みの演技」が凄い!耳と口元をおさえて呼吸を乱しながら地面を這いのたうち回る姿はかなりリアルで、本当に苦しんでいるような気さえしてくる。

それから丈くんの武器といえば声。銀二貫の時も丈くんだけ台詞がやたらと多かったのは、劇場の端まで届く、よく通る声のおかげ。丈くんには声を使うお仕事が本当に似合うなあと思いました。

 

 

リューン・ダイは戦士として修行を積む、勇敢で好奇心旺盛な男の子。ダイス先生をアンタ呼ばわりして注意されるようなやんちゃな子。

ダナトリアを見て自分たちの家族や故郷の仲間を虐殺した相手だと気付き、「殺してやる」と復讐の為に滅びの剣を手にしてしまうダイ。それをきっかけに滅びの剣の力に身体ごと乗っ取られ、視界に映る人間を敵味方関係なく斬り殺してしまうことになるのですが、仲間を思う気持ちが大きいからこそ生まれてしまった過ちであり、その「仲間への愛情」が彼のいちばんの魅力。

劇団員を次々に斬り殺しながら「俺じゃない、身体が勝手に!」と叫ぶ苦しそうな表情。心も身体も獣に蝕まれていく中フローやダイスたちのことを認識し、近付けば自分の手で殺してしまうことを分かっていて「こっちに来ちゃだめだ」と叫ぶ悲しそうな声。

ダイ、もとい大橋和也の演技の中で私が最も印象に残っているのは、演技の切り替え。滅びの剣の力に襲われ、自分で自分を制御出来ず苦しみながら歌う時の顔と、獣に憑依され狂った状態で笑う時の顔。しかもそれが短時間ずつ、交互に繰り返されるシーンがあるんです。こっちまで苦しくなってくるような苦しみの表情と、狂気に満ちた不気味な笑顔。

もしかずくんがドラマや映画をやるなら、猟奇的な役をやってほしいな〜と思ったことがありますが、ここまで高いクオリティで来るとは思わなかった。彼に演技のお仕事ください。

 

 

 

そしてフローとダイの友情。

「友情」「絆」なんて言葉では表せない、同じ境遇を支え合いながら生きてきた仲間。例えるならば「戦友」。芸人と戦士、立場は違えどお互いを思う気持ちに嘘はない。

 

そんな2人が2人だけで織り成す歌声は、アイドルとして活動している姿を見ているだけでは絶対に聴くことが出来ない、今までの2人とは全く違った音楽。

当たり前ですけど。

分かってても驚くことってあるじゃないですか。かずくんが歌が上手いのだって、丈くんが低い声出せるのだってもちろん分かってました。それでも驚きを隠せなかった。並の努力では作り出せない音楽。これが「2人の本気」なんやと思わされました。

 

あと、ファンとして、というかおたくとして言うならば、普段ハモりを担当するのはかずくんですよね。でも今回、かずくんは高いパート、丈くんは低いパートを担当してました。丈くんに関してはいつもと1オクターブくらい違ったんとちゃうかなあ…

しかも丈くんがハモり。主旋律はかずくんの伸びやかな高い歌声。これもフローとダイの性格の差というか、そういうところを表してるのかなと。

 

 

 

分かったように偉そうなことを書き連ねましたが、素人から見た素直な感想です。丈くんとかずくんの堂々とした姿が見れて本当にしあわせです。2人を使ってもらえて本当によかった。まだまだここから、千秋楽まで1ヶ月。頑張ってほしいなあ。届くといいなあ。そんな気持ちです。

 

 

おまけ 〜カーテンコール〜

 

カテコでキャスト全員で歌う曲がありましたが、フローと同じで真面目な丈くんは普通に歌ってるのに、ダイと同じで悪ガキなかずくんはダナトリアもとい岸祐二さんの方を向いてぴょんぴょん跳ねながら歌ってました。しばらく静観していた岸さん、突然かずくんの真似をしてぴょんぴょん跳ね出すノリの良さ(笑)それを見て爆笑しながら歌うかずくん…もう完全にリューンスイッチオフでした(笑)

キャストのみんなとハイタッチしながら立ち位置に向かう時には、1人だけ「イエーイwwwww」って言いながらへらへら笑ってる人がいました。大橋和也です。

最後の挨拶も安定に語彙力の低さを披露し、客席をざわつかせ、キャストさんを苦笑させ、岸さんをひっくり返し、丈くんにつっこまれながら、いつも通りのマイペースなかずくんが見れました(笑)

 

丈くんは「千秋楽3月11日大阪までキャスト、スタッフ一同頑張りますので応援よろしくお願いします」(ニュアンス)みたいな感じでああしっかりしてんな…って。かずくんの挨拶との差がすごい。(笑)

 

最後の最後、2人だけでステージに残って、手を繋いで深々とお辞儀したあとにっこり。手を繋いだまま手を振っててかわいいなあと思った直後思いっきり腕を振り下ろして手振りほどく丈くん、おい!って顔するかずくん(笑)一瞬自分城ホにおるんかと思いました( ˘ω˘ )

 

 

 

歌も多いしダンスも殺陣もある。シリアスなストーリーで演技もかなり体力使うだろうなと思います。正直内容が重くてハラハラして手汗がすごくて(言わんでいい)観ててすごくしんどかったです。疲れました。観てる側がこれだけ疲れるんやから演者はもっとしんどいやろなと思います。かずくん痩せれるんちゃうかな。おめでとう。

 

丈くんとかずくんが2人で東京の舞台に立ってることがすごく感慨深いというか、なんだか不思議な感じがしました。そんな大きな舞台ってわけじゃないけど、2人が座長として、主演として、東京の舞台に立って、堂々とした姿を見せてくれる。それがいちばん感動したところかもしれません。

9年の付き合い。ツンデレの丈くんと、それを分かってるかずくん。いつも丈くんがフォローしてるのかと思いきや、実際は持ちつ持たれつの関係であるということは最近になって分かってきました。(笑)

これからはこれまで以上に「シンメ」として息が合っていくんじゃないでしょうか。

 

 

もしかしたら「丈橋」じゃなくて「リューン」って呼ばれるようになるかもしれませんね。

「ヤンマー」みたいに。

 

 

 

おしまい